M-43 フィールドジャケットライナー

M-43ライナーの誕生は、かなり物議を醸し、紆余曲折がありました。このデザインは非常に実用的でしたが、個人的な好みの違いから、当時の軍の上級将校の中には服装のイメージをめぐって意見が合わず、何度も生産を中止したり妨害しようとした人もいました。M-43の新しい重ね着ユニフォームで最も難しい部分の1つは、裏地です。数か月のテストの後、当時の品質管理委員会は、ニットの袖口と襟が付いたフリースジャケットに決定しました。その後数か月にわたる内部の議論と口論により、生産は何度も遅れ、1944年秋にはM1943野戦服が深刻な不足に陥りました。

M-43ライナーの支給は当時はあまり一般的ではなく、多くの兵士が同じ目的でセーターや他のジャケットを着用していました。内側のライナーは実際には表地と同じコットンポプリンであることを考えると、M-43ジャケットを外側に着ずにライナーのみで着用されることがよくありました。古い写真では、M-43ライナーのみは、特に横から見るとタンクジャケットと間違われることがよくありますが、正面から見るとボタンが見えます。
違いを発見してください。

今回、私たちGIZEMOチームは、この名品であるM-43ライナーを復刻し、複数のオリジナルバージョンを分析し、正確に復元モデルを制作しました。紡績にはアメリカ産スーピマ長繊維綿を使用。薄手のポプリン生地ですが、ベルギー製の織機を使い、今もなお厳密に復元生産しています。

M-43 フィールドジャケットライナー
55-J-382-270
アメリカ製SUPIMA長繊維綿糸を輸入
ベルギーの織機を使用
英国から輸入したウールの裏地
オリジナルのポプリン生地の質感、ウールのシームレスな織り、リブ編みの袖口と襟を復元します。
40代目の精密な謄写版フォントを復元